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特集記事

2006年さっぽろ円山動物園レポート(Page6 of 6)

■ 旭川の旭山動物園をパクれ!進化し始めた札幌円山動物園

では最後に、全体的な感想を述べたいと思います。←何様w

円山動物園のこども動物園より「ヒツジの赤ちゃん」
円山動物園のこども動物園より「ヒツジの赤ちゃん」
熱帯動物館の「マサイキリン」
熱帯動物館の「マサイキリン」

北海道には、現在、東京の上野動物園を超える入場者数で大ブームを巻き起こしている、「旭山動物園」というカリスマ的存在の動物園があります(雑記記事「話題の旭山動物園の写真と動画」参照)
旭川市の郊外にあるという、観光スポットとしては不便な立地であるにもかかわらずの、大成功です。

一方、北海道の中心である札幌市の「円山動物園」。
こちらは、旭山動物園に入園者数で大きく水をあけられております。

しかし、いつまでもこのままというわけにはまいりません。円山動物園でも、それなりの改革が始まっているようです。
私のような入園者の目線からでも、それが伺えました。

特に気が付いた変化は、かの旭山動物園を参考にしていると思われる箇所が、散見されたことです。

は虫類館でみかけた手書きPOP1
は虫類館でみかけた手書きPOP2
は虫類館でみかけた手書きPOP

まず、ところどころに貼られた、手書きの解説POP。
特殊な生態などの他にも、「コイツは先日お腹を壊しました」というような、よりタイムリーで身近な情報を提供していたようです。
よくある、作りつけの解説プレートでみられるような、分類や学名・分布など、動物の専門的なデータも、それなりに大切です。しかしそれよりも、目の前の動物に、より親しみを持てるような案内があるというのは、とてもよいと思いました。

次は、飼育員による積極的な解説。
特にこちらから質問しなくても、飼育員さんの方から積極的に声をかけてきて、色々と解説してくれました。

モンキーハウスの「マンドリル」
モンキーハウスの「マンドリル」
チンパンジー館の「チンパンジー」
チンパンジー館の「チンパンジー」
さる山の「ニホンザル」
さる山の「ニホンザル」

そして、施設そのものにも変化があるようです。
例えば今年に入ってからは、さる山がリニューアルしたそうです。
他にも、平成14年からですが、トラとライオンの檻がガラス張りに変わり、観客が彼らのすぐ側まで近づけるようになっていました。
エサ肉が前面のガラス付近に置かれていたので、迫力ある猛獣の食事を、間近にみることができました(Page2「不機嫌!ライオンとアムールトラ」参照)
そんな、ガラス越しの至近距離でみる猛獣たちの姿は、迫力満点でした。

食事中の「アムールトラ」
食事中の「アムールトラ」

私は、過去、円山動物園には5回ほど訪れています。今回、これらの工夫がなされたことで、以前よりも、格段に面白くなったように感じられました。

やはり、ただ漠然と大きいね〜とか珍しいね〜とかいっていても、そのうち興味が薄れてきてしまいます。
しかし、POPや飼育員による解説があれば、より深く、より身近に、具体的に展示動物を知ることができますよね。
そして当然、動物の「見せ方」も大切です。ただ単に、檻の中に閉じこめておくだけでは、それぞれの動物の、真の姿がみえませんしね。

今後は、アザラシやペンギンの見せ方にも、工夫を期待したいところです。彼らはスターになれる素材ですから!
いやまぁ、それらが簡単にはいかないだろうということは、理解しているつもりですけど……気長に応援します!←具体的にどう応援するのよw

海獣舎の「アザラシ」
海獣舎の「アザラシ」
総合水鳥舎の「フンボルトペンギン」
総合水鳥舎の「フンボルトペンギン」

しかし先日、厳しい現状を示すニュースが……。

円山動物園の経営上の収支は、札幌市の一般会計に組み込まれております。
しかし、札幌市監査委員の行政監査により、実は赤字続きのずさんな経営であった、ということが判明してしまいました。

円山動物園が、札幌市の収支を圧迫しているということが分かると、当然、世間の批判の目が集まることになります。
するとどうしても、大ブームの旭山動物園と、比較されてしまうことになるようです。

確かに、現在の旭山動物園は、大盛況でしょう。しかし、ちょっと前までは、最北の芯からお寒い動物園だったはずなのです。←いいすぎw
私は先日円山動物園を訪れ、新たな数々の工夫のおかげで、十分にエンジョイできました。
いやまぁ、旭山動物園の域には、まだまだ達していない部分もありますが……。
でもすでに、変化の兆しを見せている円山動物園ですので、きっと立ち直ってくれると信じております。

これからも、大成功を収めている旭山動物園を参考にしたら、円山動物園は、よりよいものになるのではないでしょうか?
上手くいっていない組織を立て直すのには、まず独自の方法論を打ち出すよりも、成功者を徹底的に研究するのが、結果的に早道だと思います。←ニート風味が偉そうにw

円山動物園の正門

いきなりこのページだけ、堅いムードになってしまいました(笑)。
ニート風味な人間のくせに、余計なお世話だろって感じだったかもしれませんが、どうかお許しください……。

まぁそんなこんなで、当サイト円山動物園レポートの記事をご覧いただくことで、少しでもさっぽろ円山動物園に興味を持たれる方々が増えてくれればと思っております。

興味を持たれた方・実際に足を運ばれる方は、下記公式サイトもご覧ください。
個性的な動物たちが待ってますよ!


外部リンク:札幌市円山動物園公式Webサイト

※このページは、以下の雑記記事を再編集したものです。
>■ 6月7日:旭川の旭山動物園をパクれ!進化し始めたさっぽろ円山動物園

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