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TURTLE MOON の Web雑記

見ず知らずの材木加工工場の夫婦から受けた親切……:06年7月8日

どうでもいい内容でお馴染みの、思い出話シリーズ。
今日は、昨日の続きのお話です。

あらすじ:中学校の技術の時間。その日の授業は、木製の椅子を造るという内容でした。当時から、ちょっぴりぼんやり気味なこの私。気づくと、椅子の脚の寸法を間違え、短く切断しておりました。しかし、病的なまでに気弱な私は、そのミスを先生に伝えることができません。仕方ないので、自分自身でなんとかすることに……

その当時の私は、TVゲームのことで頭がイッパイ(笑)。
それが、自らのささいなミスのせいで、これを誤魔化すことで頭がイッパイに……。

私は、次週の技術の時間までに、切りすぎた材木の代替品を探すことにしました。

なにも考えず、なんのあてもなく、私のピンチを救ってくれそうな人を探して街をうろつく、頭のネジがゆるゆるな中坊の私。手には、寸法ミスで短すぎの、椅子の脚になるはずだった材木を握りしめ……。

気づくと私は、夜のお店が建ち並ぶ、繁華街をさまよっていました。こんな大人の街に、私の助けになりそうな場所があるとは思えません。←そもそもなんでそんなところを歩いていたのかとw

しかし、飲み屋が軒を連ねる薄暗い小路で、なぜか一軒、少し場違いな雰囲気で存在する、材木加工工場をみつけました。

私は藁をも掴む思いで、シャッターが閉じてひっそりとした、工場の呼び鈴を鳴らしました。
しばらくすると、そろそろ夕食かという時刻でもあり、エプロンをしたおばさんが、ひとり、建物の奥からでてきました。
ここはどうやら、自宅兼工場だったようです。

おばさんは、見ず知らずの少年による突然の訪問に、少し驚いた様子でした。
しかし、私の切羽詰まった表情を読み取ったのか、おばさんは笑顔で「なぁに〜?どうしたの〜?」と、優しく声をかけてくれました。
優しそうなおばさんの声に、救われる思いの私。
技術の授業で材木を短く切りすぎて困っている……という、今考えたら、くだらなすぎて呆れそうな事情を説明しました。

するとおばさんが、奥に向かって誰かを呼ぶと、すぐに作業服を着たおじさんが出てきました。どうやらこのひとは、おばさんの旦那さん、つまり、この材木加工工場の主のようです。

事情を聞いた旦那さんは、笑顔で「しょうがねぇな〜」といいながら、閉じられていた工場のシャッターを開きました。
そして、奥さんに指示を出し、回転ノコギリ付きの機械にスイッチを入れさせます。

「これは、栓の木(センノキ)だな……」
旦那さんはそういって、かたわらに積まれていた材木の中から、失敗作と同じ種類で手頃な大きさの木を取り出し、さきほどの機械で、ぱっぱっと椅子の脚を仕上げてくれました。

「これでいいべ?」
プロの手で、正しい寸法に仕上がった椅子の脚。
私の顔には、安堵の笑みが戻っていました。
見ず知らずの中学生の、くだらないことこのうえない注文を、むげにあしらわないでくれたこのご夫婦に対して、私の心は、感謝の気持ちでイッパイになりました。

旦那さんは、「よそ見して女の子のカッコでもみてたんだべ!」と、私の頭を軽くこづきました。
当時は、女子の話なんてとんでもない!というほど、シャイなあんちくしょうであった私。しかしこのときばかりは、せっかくの旦那さんの冗談に乗ってあげようと、「いや〜ついつい……」というような反応をしました。ユーモアのセンスゼロですね(笑)。←今、このサイトみてもよくわかるよw

私は、材料費と工賃を支払いたいと、おふたりに申し出ました。
一度目はいらないといってくれましたが、私が繰り返し申し出ると、奥さんが「じゃぁ、100円だけ……」といって、100円玉1枚を受け取ってくれました。
きっと、私自身の気が済まないだろうということを考え、中学生のふところが痛まない程度の金額を、請求してくれたのでしょう。本当に、いいひとたちだ(涙)!←プラスの感情でこの(涙)を使うの、初めてじゃないか?

え〜と、中途半端にもほどがある!という感じですが、今回はこのへんでおしまいです。
すでに誰も読む気がないとは思いますが、自己満足をあからさまに追求したいので、明日へ続かせていただきます……。
明日は、これまでのお話を、総括してみたいと思います。

オタノシミニ!


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