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TURTLE MOON の Web雑記

クリスマスなどのプレゼントにぴったりの小説!『自殺自由法』でガス抜きを!:06年12月13日

「も〜い〜くつ寝〜る〜と〜 ク〜リ〜ス〜マ〜ス〜♪」←突然歌うなw

街中には、明るいクリスマスソングが流れ、色とりどりの浮かれたイルミネーション、サンタの恰好をした店員さん、幸せの顔をしたカップルや子供たち……

ニート風味なこの私を、死にたい気分にさせることこのうえなしです(涙)。

このように、クリスマスシーズンというのは、それぞれの人生の明暗を、露骨に感じさせる時期なのかもしれません。

そんな、人生のデコボコに蹴躓いて立ち上がれない、私とお仲間の皆様に、お気に入りの本をご紹介いたします!

『自殺自由法』/戸梶圭太 著・中央公論新社

>『自殺自由法』/戸梶圭太 著・中央公論新社(AA)

日本政府によって、次のような法律が成立しました。

『日本国民は満十五歳以上になれば何人も自由意志によって、国が定めたところの施設に於いて適切な方法により自殺することを許される。但し、服役者、裁判継続中の者、判断能力のない者は除外される。』

これこそが、現代人の多くが待ちわびた「自殺自由法」です。
この法律によって、何人も「自逝センター」という場所で、合法的安楽死が選択できるようになったのです。

そう、国家が自殺を推奨するという、なんとも危険な内容の小説です。
国家が、「社会のクズ」と判断する者に関しては、むしろ自殺を強制ぎみなところがスゴイ(笑)。

特定の主人公というのは存在せず、ひと区切り毎に登場する人物が、それぞれの人生に翻弄された結果、死を選んだり選ばされたりするというショートストーリーが、延々と繰り返されてゆきます。
なので、全体的に悲惨な場面が多く、露骨でグロい表現も多いです……。

細かい設定や描写よりも、ガンガン人が死んでゆく「命の軽さ」に触れて、インモラルさを愉しむという感じの、『バトルロワイヤル』的な娯楽小説なのではないでしょうか?
お話の説得力なんてものには、最初から期待しないほうがいいかもしれません。
真面目に精読するのではなく、軽いノリでペラペラと読み進めるくらいじゃないと、ちょっとこの小説は読んでて辛いです(笑)。

巻末や帯には、

『本作脱稿直後、筆者は鬱に陥りましたが、わずか二日で元に戻りました。読者の皆様もご安心ください。すぐに日常に戻れます。どんな日常かは人それぞれですが。』

という、著者からのメッセージがあります(笑)。
なので、安定した精神状態の人が読むならば、それほど深いダメージはないでしょう……たぶん。
しかし、「どんな日常かは人それぞれですが」ってのが、私には悲しすぎるかもしれませんが(涙)。←戦わなきゃ現実とw

基本的に、本気で自殺を考えているような人には、お勧めしづらい本ですかね。いやまぁ、普通の人にもお勧めしづらい感じですが(笑)。←それをオマエは皆様にお勧めしてるのかw
「愛読書は自殺自由法という小説です」だなんていわれたら、普通の人はひくと思われますし、これが面接なら不採用大確定です……。

かなりインパクトがある内容であり、この手のお話が好きな人には、きっと楽しめる小説ではないかと思うのです。
しかし、それほど話題にはなっていないようですね。
テーマがアレだし、まぁしゃあないか……。←他人事w

繰り返しになりますが、現代社会に対するメッセージというような社会派小説としてよりも、インモラル風味な娯楽小説として、大人がひっそりと愉しむべき内容だと思いました。

自殺を考えたことない人も、練炭の入手先を調べたことのあるアナタも、この『自殺自由法』を読んで、脳内でリアルな自殺を思い描いてはいかがでしょうか?

私のような、復活の見込みが薄いニート風味な人間ならば、自殺というものを、たいていは頭の片隅に置いているのではないでしょうか?

たまには、「まぁどうしようもなくなったら、自殺でもしちゃえばいいか!」というノリで、軽く現実逃避する場合に、自殺について考えを巡らせたりするのも、悪くもないかと個人的には思います。
ままならない現実に、真っ正面からブチ当たってばかりでは、心が粉々に破砕しそうですし……。

たまにであれば、自殺を身近に考えて「ガス抜き」をするのも、私は「有り」ではないかと思っております。
でも、絶対に実行に移してはイケマセン!
いや、マジでさ(笑)。

そんな、「アマゾンアソシエイト目的じゃないか!」という誹りを免れない本日の記事でしたが、わかってくれよ君たち!←ゆるさんw

このサイトが、アフィリエイトサイトを目指したところで、アクセス数が減ってゆくだけだと思われます。
もし今後、方向性が狂ってきていると思われる場合は、皆様、どうかこの私を叱ってください……。←それ以前に生き方を叱ってもらえよw

みんな!俺と一緒に死ぬまで生きようぜ!

それではまた!

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