TURTLE MOON の Web雑記

10分の1！？タスポ導入後のたばこ自販機売り上げ実態：08年7月24日

私はコレで、会社を辞めました！←古すぎｗ

この私、ヘビースモーカーの友人宅から帰ると、すぐに風呂に入って眠る必要があるほど、たばこを苦手としております。

たばこの煙に長時間曝されると、もう仕事どころではなくなるくらい深刻なダメージを、身体にグェッと受けてしまう人間なのです。←虚弱体質ｗ

喫煙率全国No.1という愛煙家大国の我が北海道において、私がニート風味な人生を送るのも、無理からぬことといえるでしょうね☆←コロスｗ

そんな私ですが、最近の「愛煙家受難の時代」といえそうな世の風潮には、少し喫煙者を気の毒に思ったりもします。

いったん、世の中の流れがどちらか一方に傾くと、止めようのないほど勢いがついてしまうのが、今の日本という国ですからね……。

愛煙家受難といえば、未成年者の喫煙を防ぐため、たばこ自動販売機用成人識別ICカード「タスポ（taspo）」が導入されました。

自販機でたばこを買うために、わざわざ専用のカードをつくる必要があるだなんて、面倒すぎますよね。

タ、タスポなんて持ってないよ！
お、お願いだから、私にた、た、たばこを吸わせてくれぇぇぇ！←ニコチン中毒かｗ

では、このタスポの導入によって、たばこ自販機の売り上げは、現時点でいかほどの影響を受けているのでしょうか？

※今回掲載した写真は、文中のたばこ自販機とは無関係です

私の知り合いに、家の前にたばこ自販機を設置している人がいるので、少し話を聞いてみました。

パチンコ屋の隣という、好ロケーションに設置されている、そのたばこ自販機。
パチンコ・パチスロファンにとって、たばことは、なくてはならない存在ですからね。たぶん（笑）。

たばこは、パチンコの出玉で交換するよりも、買ったほうが安上がりとのこと。
なので、そのたばこ自販機は、とてもよく売れていたのだそうです。

一般的な相場はわかりませんが、タスポ導入前は、平均すると「月額70万円」ほどの売り上げがあったといいます。

つ、月に70万円もあったら、毎日遊んで暮らせるよ！←バカすぎｗ

それがタスポ導入後には「月額7万円」ほどと、約10分の1の売り上げになってしまったのだそうです。

まさに激減。

その自販機は、近所のコンビニではたばこを扱えない（たばこの販売には免許が必要で、しかも一定の距離規制がある）ため、近隣ではライバルが少なく、しかも、そばには高校まであるという好条件だったのに！←高校はだめじゃんｗ

ちなみに、たばこというのは、とても利益が薄い商品なのだそうです。

今現在の、たばこの値段の内訳は、原価が25%・たばこ税が65%・残り10%が利益といいます。

加えて、ベンダーマシン（ベンディングマシン・自動販売機）業者に、自販機の設置・維持・管理などを委託すると、利益（粗利）からさらに80%を支払う必要があるのです（もちろん業者や契約内容によって変わります）。
これだと、月額70万円の売り上げであれば1万4,000円、7万円であればたったの1,400円にしかなりません。

あ～あ、たばこ自販機の売り上げだけで遊んで暮らすという私の夢は、叶いそうにありませんね……。←少しは真面目に働くことも考えたらどうだｗ

この知り合いにみせてもらった、業界紙の「全国たばこ新聞」の誌面にも、悲壮感が漂っております。

一面の【タスポ特集】によると、「タスポが普及したら売り上げが戻る」「自販機の撤廃論が鎮まった」などとあり、「23時以降の販売自粛を廃止し、24時間販売を解禁するように訴えられる※」と、タスポの導入に希望さえ見出しているようでした。

こうやって、無理矢理にでもポジティブに捉えなければ、商売というのは成り立たないのでしょうね……。

※後日追記：2008年8月1日より、23時以降の自販機深夜稼働が解禁されました。1996年から続いた自粛の、12年ぶりの解禁です。自販機オーナーの皆さん、よかったね！