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TURTLE MOON の Web雑記

日本三大がっかり名所?? 札幌市時計台 1of3:09年6月1日

北海道を代表する観光名所「札幌市時計台」。

美しい白塗りの木外壁と、三角屋根の時計塔が印象深い、北海道の象徴的存在の建築物です。

この札幌市時計台を、外観・1階 展示室・2階 貸ホールと、全3回にわたって順番にご紹介してゆきます!

札幌市時計台 1
札幌市時計台 2

札幌市時計台は、北海道大学の前身である「旧札幌農学校」の演武場として建設されました。

演武場は、第2代教頭の W.ホイラー(W.Wheeler)の基本構想に基づき、北海道開拓使による設計・監督のもと、1878年(明治11年)10月16日に建設が完了。

その後、開拓長官 黒田清隆の発案により時計塔の設置が決まり、ホイラーに続いて教頭となった D.P.ペンハロー(D.P.Penhallow)が計画を担当。
演舞場の大がかりな改修を経て、1881年(明治14年)に時計塔が付設されました。

それ以降、演武場から少しずつ、時計台と呼ばれるように変わっていったということです。

札幌市時計台 3
札幌市時計台 4
札幌市時計台 5

「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」の言葉で有名な、旧札幌農学校 初代教頭の W.S.クラーク(W.S.Clark)。
きっと皆様も、ご存じではないかと思います。

北海道大学の代名詞的存在のクラーク博士ですが、彼はその目で、この建物をみることはありませんでした。

しかし、そもそも演武場の原形となる武芸練習場の設置を開拓使に要請したのは、クラーク博士なのです。
なのでこの時計台にも、クラーク博士の熱い思いが込められていることでしょうね、きっと。

ちなみに、クラーク博士の札幌滞在が わずか8ヶ月だったことは、それほど知られていないかもしれません。

その短い期間に、たくさんの成果を残して、本国アメリカへと帰っていったのですね……。

札幌市時計台 6
札幌市時計台 7

時計塔には、米ハワード(Howard)社製の時打重錘振子式四面時計(製造番号738)が、今でも設置当時の姿のまま、時を刻んでおります。

今も昔も札幌市民ならば、この時計塔の鐘の音を、いつでも思い起こすことができるのでしょうね。

札幌市時計台 8
札幌市時計台 9
札幌市時計台 10(敷石)
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それでは、中に入ってゆきましょう……とその前に、超耳寄りな情報!←おおげさすぎw

時計台の向かい側にある「MNビル」の2階には、無料で利用できる時計台撮影テラスがございます。
写真撮影の際には、ぜひご利用ください!

札幌市時計台 18(時計台撮影テラスへ)
札幌市時計台 19(時計台撮影テラスへ)
札幌市時計台 20(時計台撮影テラス)
札幌市時計台 21
札幌市時計台 22

しっかし……。

この時計台は、札幌の街の ど真ん中に建っております。

そもそもは、旧札幌農学校が現在の北海道大学所在地に移転し、残された時計台が札幌区によって買い取られ、1906年(明治39年)に現在地へ百数十メートルほど場所をずらして移設されたのです。

その後の、札幌の飛躍的な発展は、ご存じのとおり。
この場所も、今ではすっかり、巨大なビル群に囲まれてしまいました。

そのせいか、この時計台は「日本三大がっかり名所」の ひとつとしても、有名になってしまったようです。

「高知県の播磨屋橋」と並び、日本で一、二を争う がっかり名所として、札幌観光の地雷的な扱いを受けている始末!

(もうワシも老いぼれじゃわい……)←時計台を擬人化するなw

ちなみに、第三の がっかり名所としては、「沖縄県の守礼門」「長崎のオランダ坂」「京都タワー」「名古屋テレビ塔」「仁徳天皇陵(大仙陵古墳)」などがあげられているそうです。

頑張ってほしいですね(笑)。←なにがだよw

札幌市時計台 23
ちなみに、土台から時計塔棟頂飾先端までの高さは 19.825mです

でも、この時計台が がっかり名所とされるのは、ちょっとかわいそうかも……。

下手に知名度がある分、このような扱いになってしまうのでしょうか?
基本的には、単なる昔の体育館ですからね。学校の……。

それに札幌には、他は羊ヶ丘展望台とススキノくらいと、意外に有名な観光名所は少ないのです。
なので、余計に風当たりが強くなってしまうのだと思われます。

皆様も、周囲に勝手に祭り上げられて、いつの間にか期待はずれ的な扱いを受けていたことはありませんか?

私にはあります!

新卒入社した職場で、四大卒のホープとして歓迎されて、あまりの融通のきかなさに落胆された、いや〜な経験が!!

それは今でも、私の心の奥底に、トラウマとして沈み込んでおります……。←最低な思い出だなw

札幌市時計台は、現存する時計台の中では、日本で最古なのだそうです。
おまけに日本最古の「ツーバイフォー工法(木造枠組壁構法)建造物」でもあり、とても価値ある国の重要文化財なのです。

そんな貴重で、なかなか雰囲気もある建物ではありますが、まぁ普通は、わざわざ飛行機に乗ってまでみに来るものではないでしょうね。

観光名所としての高すぎる知名度が、この時計台を、不幸へと導かなければよいのですが……。←なんか感情移入しすぎてないかw

札幌市時計台 24

はいはい! それではこの「札幌市時計台」の記事は、次回以降も続きます。

次回の記事では、時計台内部の「1階 展示室」の様子をご覧にいれます!


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