TURTLE MOON の Web雑記
種蒔きから収穫失敗まで!「ラッカセイ(千葉半立落花生・ピーナッツ)」テキトー栽培記 その7(総集編):2014年2月3日
北海道某所(札幌圏)からお届けする、「ラッカセイ(千葉半立落花生・ピーナッツ)」のテキトー栽培記。
これまで、その1(2013年6月)・その2(7月)・その3(8月)・その4(9月)・その5(10月)・その6(11月)と、約半年にもわたりお届けしてまいりました。
最後となる「その7」は、その総集編となります。
■ 2013年6月『ラッカセイ栽培初挑戦』
■ 6月1日


これが今回蒔く種、株式会社アタリヤ農園の「千葉半立・純国産種 落花生(ピーナッツ)」。

発芽を早めるべく、ひと晩ほど水に浸す。
■ 6月2日

4つのポリポットを用意。
市販の元肥入り用土に有機石灰を混ぜ、各ポリポットに種を2つずつ、横向き(水平)にして埋めた。
■ 6月11日

9日後、3つのポリポットで無事発芽。
■ 6月13日

まだ1つのポリポットが芽吹かない。
ちなみに、昼間は日に当てるため屋外だが、基本的にポリポットの間は室内栽培する予定。
■ 6月16日

すべてのポリポットで発芽。

すでに大きく育った苗も。

夜になると、眠るように葉を閉じるのが面白い。
■ 6月22日

8つ蒔いた種のうち、最終的に7つが芽吹いた。
■ 6月29日

ずいぶん伸びたが……

3苗が枯れてしまった。
■ 7月『定植・開花』
■ 7月6日

種蒔きから35日目(水に浸した ひと晩を含む。以降も同様)。
■ 7月9日

やっと夏らしくなってきた。
もう定植しても大丈夫そう。

プランターに2株を定植。

父が管理する「石の輪のゾーン」を間借りし……

残りの2株を定植。
■ 7月13日

プランターは……

無事定着したようだ。

「石の輪のゾーン」も……

問題なさそう。
■ 7月17日

花が開きかけている。
■ 7月21日

朝みると……

黄色い花が開いていた。

ダイソーで買った有機石灰を、月1くらいで撒いている。
■ 7月27日

プランターは……

順調そうだ。

「石の輪のゾーン」は成長が遅れぎみ。
■ 8月『土に潜る子房柄』
■ 8月2日

種蒔きから62日目。

「石の輪のゾーン」は……

のんびり成長中。
■ 8月5日

プランターは……

引き続き花期。
■ 8月11日

プランターでは……

紐状の「子房柄(しぼうへい)」が伸びていた。
■ 8月20日

葉のボリュームが増した印象。

雨降りが続いたせいか、やや弱っているようにみえる。

「石の輪のゾーン」も色落ちが激しい。
■ 9月『宙ぶらりんの子房柄』
■ 9月2日

種蒔きから93日目。

この土へと潜り込んだ子房柄が、やがて落花生の莢(さや)を結ぶ。

成長が止まってみえる「石の輪のゾーン」の2株。
■ 9月4日


そろそろ花期終了か。
■ 9月9日

左の株の子房柄が……

プランターから はみ出していた。
■ 9月17日

更にはみ出る……

子房柄。

「石の輪のゾーン」では……

ひっそり花を咲かせていた。
■ 9月27日

肌寒くなってきた。

プランター左の株が……

いくつかの子房柄を結ぶ。

「石の輪のゾーン」は収穫できそうにない。
■ 10月『プランター風除室内へ退避』
■ 10月3日

種蒔きから124日目。

「石の輪のゾーン」の子房柄は……

これ1本だけ。
■ 10月17日

大型の温帯低気圧が通過。
プランターは、事前に玄関の風除室内へ退避。

「石の輪のゾーン」も、特に被害はないようだ。
■ 10月19日

プランターは引き続き風除室内。

「石の輪のゾーン2」は1株が枯れた。
■ 11月『収穫終了、収量少量、ピーナッツ喰えず』
■ 11月2日

種蒔きから154日目。

かなり枯れてきた。
■ 11月9日

昨日、ついに初雪が降った。

庭の「石の輪のゾーン」は2株とも枯死状態。
■ 11月12日

雪が積もった。

寒さ対策として、プランターを空き部屋へと移動。
■ 11月16日

いよいよ収穫。

「石の輪のゾーン」2株からは収穫なし。

期待のプランター。

子房柄は全部で十数本。



収穫できたのは……

たったこれだけ。


莢を開くとこんな感じ。
●まとめ
○初挑戦となるラッカセイ栽培。
○気温の低い北海道で育つかどうか不安だった。
○周囲でラッカセイを育ててるなんて聞いたことないし。
○そのため、初期育成時にポリポットを利用したり、定植を遅らせるなどの工夫をした。
○その甲斐あってか、秋口までの栽培は順調で、葉もよく繁った。
○特にプランターは。
○しかし、種は生育不良だった。
○土中の子房柄の先が、小さな塊だけだったり、なにも付いていなかったりした。
○種熟成のため、11月の中旬まで収穫を待ったのに。
○そもそも子房柄の数が少なすぎる。
○収穫は、ほぼプランター左の株から。
○その株もプランターが狭く、子房柄を はみ出してしまった。
○せっかくの子房柄が もったいない。
○大型の野菜用コンテナじゃないと栽培は無理なのか。
○あとやはり、北海道だと寒すぎるのだろう。
○日当たり悪い家だし。
○この収量では、とても喰う気になれない。
○炒るにしろ茹でるにしろ長時間ガスを使うし。
○結果としては、そこそこ葉は育ったが、収穫に関しては期待はずれだった。
○喰えなきゃ意味ない、とは思わないが。
○栽培自体が趣味なので。
○当サイトのネタになったし。
○食べるのが目的なら、スーパーでピーナッツを買ったほうが、手間やコストを考えると遥かによい。
○まぁ家庭菜園とはそういう趣味だと思う。
○さすがに農家はプロだ。
↓以下、ネットや本・今回の栽培などで得た知識。
○発芽促進のため、莢から種を取り出したら、ひと晩水に浸しておく。
○種を横向き(水平)にして、3,4cmほどの深さに埋める(種には上下があるがとりあえず横向きで埋めれば問題ない)。
○用土には石灰を定期的に撒く。
○肥料は少なめに。
○水やりも控えめに。
○発芽条件の地温は高め(20℃以上)。
○やや寒さには弱そうだ。
○他よりも大きな種が、やはり大きく育った。
○楕円形の葉が可愛らしい。
○夜眠るように葉を閉じるのが萌えポイント。
○葉は丈夫で、害虫にも集られなかった。
○秋の台風(温帯低気圧)にも耐えた。
○花は、早朝に開いて午後には萎む。
○花の時期には、根元に土を集める「土寄せ」をする。
○花の咲き始めや種が肥大するころ、より多くの石灰分が必要とのこと。
○花が咲いてから3ヶ月くらいで収穫可能。
○萎んだ花の元辺りから紐状の「子房柄(しぼうへい)」が伸び始める。
○これが土へと潜り込み、やがて落花生の莢を結ぶ。
○10月以降に試し掘りをし、莢が育っていたら収穫OK。
○炒ったり塩茹でして食べる。
○喰うことのみが目的ならスーパーで買えばいい。
○でも「茹で落花生」が売ってるのなんてみたことない。
○そもそも人生で1,2回しか食べたことない。
○栽培的にも食文化的にも、道外で盛んな植物なのだろう。
↑以上。
○さて来年(2014年)はどうする。
○ぜひともリベンジしてみたいが。
○今年収穫したピーナッツから育つだろうか。
○余っている市販の種は発芽するだろうか。
○連作もできない。
○新たに野菜用コンテナが必要か。
○そもそも北海道では、栽培シーズンが短かいのだと思われる。
○8月後半には秋風が吹くし。
○そのために子房柄の成長が止まったのでは。
○ならもっと早くから栽培すべきか。
○初期育成時の室内栽培を前提に。
○定植後も、夜や寒い日は風除室内に置くべきか。
○ビニールシートなどで地温を上げるべきか。
○できるだけ暖かいうちに、収穫可能なまで育て上げると。
○北海道版の栽培ノウハウで再挑戦だ。
○どうせ暇なので。
○そもそもラッカセイなんて育ててる場合か。
○それいっちゃ駄目。
○とにかく次シーズンへと続く!
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- ■ 土に潜る子房柄!「ラッカセイ(千葉半立落花生・ピーナッツ)」テキトー栽培記 その3(8月)
- ■ 宙ぶらりんの子房柄!「ラッカセイ(千葉半立落花生・ピーナッツ)」テキトー栽培記 その4(9月)
- ■ 風除室内へ退避!「ラッカセイ(千葉半立落花生・ピーナッツ)」テキトー栽培記 その5(10月)
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- ■ 種蒔きから収穫失敗まで!「ラッカセイ(千葉半立落花生・ピーナッツ)」テキトー栽培記 その7(総集編)(このページです)
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