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TURTLE MOON の Web雑記

きこりの与作!パクパクモンスター!アストロコマンド!懐かしのTVゲーム機「カセットビジョン」2of2:07年3月31日

それではゲームスタート!←なにいきなりw あ、前回の続きですww

当時の私は、狂ったかのような勢いでカセットビジョンを楽しみました。
そのころは、自分の家でTVゲームができるというだけで、夢のような幸福だったのですから……。

しかし、当時の我が家には、TVが1台しかありません。
なので当然、遊べる時間がかなり限られていました。

高橋名人の名言「ゲームは1日1時間」を、まさに地で行くゲームライフ(笑)。
でも今考えると、それくらいで丁度よかったのかもしれませんね……。←歯止めが必要だよなw特にオマエにはw

それでは当時の気持ちを思い出すべく、約四半世紀の時を経た今、再びカセットビジョンで遊んでみることにいたしましょう!

では、電源スイッチオン!

……………………。

…………。

……残念ながら写りませんでした(涙)。
どうやら壊れてしまっていたようです……。←期待させておいてwオマエにはホントがっかりだよw

カセットを装着したカセットビジョンJr.(再掲)

私は壊れたゲーム機を、今の今まで後生大事に保管していたのですね(涙)。

まぁ仕方がありません。
なにせ、四半世紀ほども昔の代物なのですから……。

このカセットビジョンには、PC用エミュレータの類は存在しないようです。
このままではどうしようもないので、そのうち気が向いたら、故障の修理に挑戦してみたいと思います……。

はい!そんなワケで、今回の記事はオシマイダヨ!

……というわけにも参りませんので、ここからは、カセットビジョン用カセットの外観や説明書などをご紹介してお茶を濁しみたいと思います。

■ きこりの与作

カセットビジョンのローンチタイトルです。
そしてすべての対応カセットの中で、もっともメジャーな存在なのが、この「きこりの与作」なのです。

一応、元になるアーケード版も存在するのですが、与作に関しては、カセットビジョン版のほうが有名となるほど、世間に強いインパクトを与えたゲームでした。

カセットビジョン用カセット「きこりの与作」ケース
カセットビジョンのソフトは すべてプラスチックケース入りでした
セットビジョン用カセット「きこりの与作」
「きこりの与作」カセット。カセットビジョンJr.用の説明がありませんね

ケース内には、説明書&パッケージ表示の役割を果たす、簡単なインストラクションカードが入っています。
昔のゲームは、こんな紙っぺら1枚で説明が付いたのですね……。

セットビジョン用カセット「きこりの与作」説明書より1
セットビジョン用カセット「きこりの与作」説明書より2
セットビジョン用カセット「きこりの与作」説明書より3

きこりの与作は、ヘビやイノシシなどの敵をかわしながら木を切ってゆくという、ユニークな内容のゲームです。

ゲームスタート時の「ヘイヘイホー♪ヘイヘイホー♪」と、プレイヤー死亡時の「運命」「葬送行進曲」のフレーズが、みんなの笑いを誘いました。
このインパクトが、TVゲームを初めてみるような人々をも巻き込んで、TVゲームの世界の面白さを幅広く伝えたのです。
※「ヘイヘイホー」は、北島三郎の大ヒット曲「与作」(1978年発表)の有名なフレーズです。
※これらのサウンドは、「CLASSIC VIDEOGAME STATION ODYSSEY」様内「株式会社エポック社 原 洋氏インタビュー」の7ページ目にて聴くことができます。

■ パクパクモンスター

このゲームは、世界的ブームとなったナムコのアーケードゲーム「パックマン」を元にしています。

ハード的な制約上、内容的にかなり無理のある部分もありましたが、自宅で憧れのパックマンゲームがプレイできるのですから、それだけでとても興奮した記憶があります。
ホント、大熱中したっけな……。←遠い目w

セットビジョン用カセット「パクパクモンスター」説明書より
セットビジョン用カセット「パクパクモンスター」説明書より

パクパクモンスターでは、ハード的に表示できるエサ(ドット)の数が少ないので、ひとつのエサを1回で食べることができないというルールでした。
ひとつのエサを、他のエサと交互に3回食べることで、ようやく消すことができるのです。

それでも、「?」マークのボーナスえさの存在や、喰われたモンスターの目変化、3面毎に壁がみえなくなるなど、以前ご紹介したトミーのパックマンなどの電子ゲームとくらべると、まさにTVゲームならではの本格的なパックマンゲームだといえました。

■ モンスターマンション

モンスターマンションは、任天堂のアーケードゲーム「ドンキーコング」にインスパイアされたゲームのようです。

パックマンなどもそうですが、この当時は人気ゲームが登場すると、雨後の筍のように模倣品が出まわる時代だったのです……。

セットビジョン用カセット「モンスターマンション」
「モンスターマンション」カセット。Jr.での操作法も表示されるようになりました
セットビジョン用カセット「モンスターマンション」説明書より1
セットビジョン用カセット「モンスターマンション」説明書より2
セットビジョン用カセット「モンスターマンション」説明書より3
登場キャラクターの紹介

このゲームの主人公の名は「タロウくん」。
ヒロインは「ハナコちゃん」です。

犬に「ポチ」、ネコに「タマ」と名付けるかのような、なんとも安易なネーミングですね(笑)。
しかしながら、このどでかいドットで描かれるキャラクターには、これくらいのテキトーさで丁度いいのかもしれません……。

例えば、この大ざっぱなデザインのキャラクターに、「ヴィンセント・ヴァレンタイン」「アーシェ・バナルガン・ダルマスカ」みたいな名前を付けていたら、そのギャップの大きさに失笑を買いそうですからね(笑)。

■ アストロコマンド

これは、コナミの「グラディウス」の祖先にあたる、横スクロールシューティングゲームの名作「スクランブル」風味のゲームです。

セットビジョン用カセット「アストロコマンド」説明書より1
セットビジョン用カセット「アストロコマンド」説明書より2
セットビジョン用カセット「アストロコマンド」説明書より3
セットビジョン用カセット「アストロコマンド」
「アストロコマンド」カセット。左右2方向の入力レバーで上下に操作します

カセットビジョンの操作レバーは、左右にしか倒れません。

なので、このゲームの自機である「宇宙船」を、ボタンの「加速キー」で前進させつつ、左右に倒れるレバーを使って上下に移動させなければならないのです。
そのため、レバーを左へ倒すと宇宙船が上へ移動し、右へ倒すと下へ移動するという、かなりの慣れが必要な操作方法でした……。

それでもこのゲーム、エネルギー残量のルールや、迷路状のステージ(正確にはパターンと呼ぶ)、最後にはボス戦までもが用意されており、盛りだくさんの内容だったのです。

このような、本格的なTVゲームをやるようになってからの私は、ハンディタイプの電子ゲームなんて子ども騙しだと思うようになりました……。←オマエも子どもだったクセにw

■ モンスターブロック

モンスターブロックは、敵モンスターに邪魔されながら、制限時間内に数字ブロックを順に並べるという内容のゲームです。

本作のベースは、セガの「ペンゴ」辺りでしょうか?

セットビジョン用カセット「モンスターブロック」
「モンスターブロック」カセット。初代のカセットビジョンでは、真横に並んだ押しボタンで4方向の操作をする必要があります……
セットビジョン用カセット「モンスターブロック」説明書より1
セットビジョン用カセット「モンスターブロック」説明書より2

これ、カセットビジョンのゲームにしては珍しく、かなり頭を使う必要がありました。
ただ単に面をクリアするなら簡単ですが、高得点を狙うには、数字ブロックを計画的に並べる必要があるのです。

せっかく並べたブロックを蹴散らす「けとばしモンスター」の存在や、パワーブロックを使えば5秒間パックマンよろしく触るだけでモンスターを倒せるなど、適度な奥深さを持つ名作でした。

頭を使うゲームとあって、私よりも兄がはまっていたのを思い出します……。←オマエはバカだもんなw

「CLASSIC VIDEOGAME STATION ODYSSEY」様内「株式会社エポック社 原 洋氏インタビュー」の8ページ目で、プレイ動画をみることができます。

■ グランドチャンピオンについて

あと、レーシングゲームの「グランドチャンピオン」が、未発売ソフトとして有名です。

なんでも、出荷直前に致命的なバグがみつかり、発売中止となってしまったんだそうです……。

でもこれ、お店でカセットが売られているのをみた記憶があるんですよね、私。
見間違いじゃないと思うのですが……?←白昼夢だったのかもよw

セットビジョンJr.説明書よりグランドチャンピオンの記載部分
セットビジョンJr.の説明書より

カセットのご紹介は以上です。

このカセットビジョンは、ファミコン登場前のTVゲーム黎明期において、まばゆい輝きを放った歴史的ゲーム機なのです。

カセットを取り替えさえすれば、新しいゲームの世界が無限広がってゆくという、エポックメイキングなおもちゃでした。
まさに、エポック社の面目躍如といったところですね!←今、上手いこといったと思ってないよなw?

小型白黒液晶画面の「ゲーム&ウォッチ」全盛の時期にあって、家のTVの大画面でゲームができるというのは、当時の子どもたちにとって、まさに夢のような新体験だったのです。

どんな分野であっても、それが文化として開化してゆく黎明の時が、もっともエキサイティングな時期だといえるのではないでしょうか?

そんな時代を、子どもとして過ごしてきた私たち三十代くらいの世代は、素晴らしいゲーム人生を送っているといえましょう。
まさに我々は「TVゲームの申し子」なんだ!←おおげさw

しかしそのせいで、人生を大きく踏み外してしまった人も、多いのではないでしょうか?

TVゲームさえなければ、もうワンランク上の学校や会社に入ることができたな〜と、思う人も多いかと思います。はい、私もそうです(笑)。←自分の努力不足を棚に上げてゲームのせいにするなよw

今のお若い皆様におきましては、ゲームやネットなどに熱中しても、自分の本分を疎かにすることだけはないようにご注意ください……。

でないと、大変なことになりますよぉ〜〜!
イ〜ヒッヒッヒッッ!!←オマエがいい見本だなw

※今回ご紹介した以外のカセットや、実際のゲーム画面など、より詳しい情報は以下のリンク先がお勧めです。
参考リンク:「CLASSIC VIDEOGAME STATION ODYSSEY」様 カセットビジョン解説ページ


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