青花群生・収量最多・充実のシーズン総ざらい!「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記2015(その6|総集編)

北海道某所(札幌圏)からお届けしている、「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」のテキトー栽培記。

4年目の栽培も、その1(5月〜6月)その2(7月)その3(8月)その4(9月)その5(10月〜翌4月)と、意識朦朧で ご覧いただきました。

続く「その6」は、2015年シーズンを総ざらいする「総集編」となります。

2015年5月『4年目は青づくしがテーマ』 ※元記事はこちら

5月11日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

今年蒔く種は、(株)アタリヤ農園の「矢車草 平山寒咲き」。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

これが中身の種。

相変わらず、特徴的な姿形だ。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

これを「60cmプランター」へ、2列に「すじ蒔き」する。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

この「ミニプランター」には、 昨年の栽培で「収穫した種(花色ミックス)」を、1列に すじ蒔き。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

どちらのプランターでも、使い古しの用土を再利用する。

地力を回復するべく、ダイソーの「古い土の再生材」と「苦土石灰」を、予め混ぜ込んである。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

こちらの「石の輪のゾーン」にも、2種類の種を蒔く。

ほとんどのスペースを使い、昨年の栽培で「収穫した種(青い花のみ)」を、5列に すじ蒔き。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

その片隅に昨年の余り、(株)アタリヤ農園「セントウレア」の種を蒔く。

6つの種を、1列に すじ蒔き。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

こちらも用土は使い古し。

新たに有機培養土(元肥なし)を追加し、苦土石灰を混ぜてある。

徒長しやすいため、多肥にならぬよう気をつけた。

すべての覆土(蒔いた種を覆う土)は 10mmほどで、育苗なしの直播き栽培となる。

さぁ、4年目の栽培のスタートだ。

5月17日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「60cmプランター」で、発芽を開始。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」でも、同じく発芽。

近ごろは肌寒く、雨も続いてた。

なので心配だったが、例年どおりに無事発芽。

ちなみに、この北海道のような寒地では、「春蒔き」するのが一般的。

本州以南の暖地では、「秋蒔き」するのが一般的で、翌年の冬から春にかけてが花期とのこと。

5月21日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

相変わらず天候が優れない。

そんななか「60cmプランター」で、続々と発芽。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」にも、たくさんの芽。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」の「収穫した種(青い花のみ)」も、やっと昨日あたりから発芽を開始。

ここは日当たりが悪く、成長が遅れぎみ。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントウレア」も、1つだけ発芽。

ここいらは、特に日当たりが悪いので、今後が不安だ。

5月26日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「60cmプランター」は、順調に育っている。

頃合いとみて、間引き作業を開始。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」にも、たくさんの芽。

こちらも いくらか間引く。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」も、5列にわたって発芽した。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

これだけあると、間引くのも ひと苦労。

まだまだ多いので、今後も適宜 間引いてゆく。

6月1日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

ここ数日は初夏の暑さ。

「60cmプランター」では、いっきに伸びた。

引き続き、順次間引いている。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」も、順調に伸びている。

だが「60cmプランター」と比較し、少々のんびり育つ。

新品の種ではなく、昨年収穫した種だからか。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

これだけ間引いた。

ところで普通、間引かれるのは育ちが遅い苗だ。

だが、このような混合種の場合、花色などにより成長速度が異なる場合がある。

そのため、あえて育ちが遅い苗も、意図的に残している。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」は、プランターよりは遅いが、それなりに伸びてきた。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

数が多いため、大量に間引く。

もったいないが、やむを得ない。

過去には可哀想だと、あちらこちらに移植して、収拾がつかなくなっていた。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントウレア」は、6つ蒔いた種のうち、やっと2つ目が発芽。

6月10日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「60cmプランター」は、よく繁った。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」も、順調そうだ。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」も「収穫した種(青い花のみ)」は、それなりに伸びてきている。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントウレア」は、やっと3つ目が発芽。

ここだけが心配。

6月24日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

天候が不安定だが、「60cmプランター」は この2週間で、ここまで育った。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

蕾も ちらほら。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」も、よく育って蕾が1つ。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」の「収穫した種(青い花のみ)」は、向かって右側のほうが、比較的 伸びている。

左側よりも多少、日当たりがいいからだろう。

多すぎるので、まだまだ間引く。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントウレア」は、若干伸びた。

結局、6つ蒔いたうち、3つしか発芽しなかった。

6月28日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

先日、特集記事としてご紹介した「花フェスタ2015札幌」にて「セントーレア(ブルー)」を購入。

恐らく多年草のほうの「ヤグルマギク」だ。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

青の濃さが素晴らしい。

これまで育てた青花は、若干赤味を帯びていて、紫に近い色合いだった。

しかしこの花は、明確な青。

これが、宝石サファイアの色で最上とされる「コーンフラワーブルー」なのだろう。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

ヤグルマギクとセントーレアでは、やはり姿形が微妙に異なる。

今後どう育つか楽しみだ。

6月29日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

さっそく植え替え。

多年草だからか、根の張り具合が凄い。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

用土は、使い古しと元肥入り培養土のミックス。

プラ鉢のサイズは、株丈と比較し小さめに。

多年草であれば、晩秋には室内に取り込み越冬させたい。

なので、あまり大型の鉢は避けたかったのだ。

しばらくは、好天であれば屋外、そうでなければ玄関フード内に置く予定。

2015年7月『青い花の群生に成功』 ※元記事はこちら

7月2日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「60cmプランター」にて、「アタリヤ農園の種」由来のヤグルマギクを栽培中。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

すっかり背が伸び、蕾も たくさん付いた。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

だがよくみると、アブラムシが集っていた。

とりあえず手で払う。

多少は看過すべきだが、あまりに増えるようならば、市販の薬品を撒こう。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」では、昨年「収穫した種(花色ミックス)」を蒔き栽培中。

こちらも蕾が増えてきた。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

これまでも間引いてはきたが、まだ株数が多すぎる。

なので両プランターから空きプラ鉢へ、植え替え(移植)を実施。

こちらは基本観察対象外。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」では、昨年「収穫した種(青い花のみ)」を蒔き、地植え栽培中。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

5列の株が ぐんぐん育ち、まるで稲作のようだ。

蕾は まだ付き始め。

これだけの数が咲けば、さぞ迫力があるだろう。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」の片隅には、(株)アタリヤ農園「セントウレア」の種を蒔いてある。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

6つの種を、1列に すじ蒔きし、3株が芽吹いた。

現在は、まだ苗の風情。

成長が遅いのは、「石の輪のゾーン」の こちら側が、特に日当たりが悪いからか。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

こちらは「セントーレア(ブルー)」。

「実生(みしょう。種から育てる、また育てた株)」ではなく、ある程度育った株を、6月下旬に購入。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

購入時に付いていた花が、萎れてきている。

まだ蕾もあるので、今後の開花が楽しみだ。

7月4日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「60cmプランター」が伸びたので、ダイソーの「鉢植えの葉ダレ防止用円型支柱」でサポート開始。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

同様に「石の輪のゾーン」もサポート開始。

ヤグルマギクは伸びるので、このように支柱でのサポートが不可欠だ。

7月6日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントーレア(ブルー)」は、2輪が開花。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

混じりけの少ない、奇麗な青だ。

最近は このプラ鉢も、屋外に起きっぱなし。

7月9日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

不安定な天候が続く。

そんななか「60cmプランター」で、ついに開花。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

大好きな青い花が、いっきに6輪も咲いた。

例年より10日ほど遅い、種蒔きから60日目での開花となった。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントーレア(ブルー)」は引き続き、2輪が咲き誇る。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

左が「ヤグルマギクの青い花」で、右が「セントーレア(ブルー)の花」。

やはり左は、微かに赤味を帯びている(写真では分かりにくいが)。

7月10日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「60cmプランター」は、花期の盛りに。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

青に続いて、桃色の花も咲きだした。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」でも、青い花が1輪開花。

株が倒れてきたので、こちらも軽くサポート開始。

7月12日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

ここ数日は暑さが続く。

「60cmプランター」は、花期 真っ盛り。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」にも、たくさんの花。

昨年の栽培で「収穫した種(花色ミックス)」だが、新品の種と比較しても、さほど違いはなさそうだ。

7月14日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

暑いさなか「石の輪のゾーン」でも、同時に5輪が開花。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

計画どおり、青い花ばかり。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

他にも たくさんの青蕾。

7月16日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」が、花期 真っ盛り。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」も、青い花で いっぱいに。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

気づけば そのなかに、紫色の花が混じっていた。

そういえば昨年も、変わった花が1株あった(次の写真)。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

交雑の影響だろうか? それとも突然変異か? 累代栽培のせいか?

7月19日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」で……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

桃色の花が1輪混ざっていた。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

慌てて抜いて、花びんに飾った。

7月21日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

今日明日は大雨。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」は……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

引き続き青づくし。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

片隅の「セントウレア」は、まだ蕾が この状態。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントーレア(ブルー)」は、3輪が開花中。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

また比較。

左が「ヤグルマギクの青花」で、右が「セントーレア(ブルー)の花」。

微妙な差だが、やはり花色が違う。

あと昨年同様、「石の輪のゾーン」の花は大ぶりだ。

2015年8月『真夏を乗り切り花と種』 ※元記事はこちら

8月1日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「60cmプランター」は、花期が ほぼ終了。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

いまは種の成熟待ち。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」も、ほぼ同様。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

来年、青い花だけを群生させるため、両プランターの青の株に目印を付けた。

種を採るとき選別するためだ。

だが、すでに花は枯れており、多くが判別不能だった(このせいで混雑し翌年面倒なことに)。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」の「収穫した種(青い花のみ)」は……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

引き続き花期。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

プランターより遅いが、徐々に種も目立ってきた。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

片隅の「セントウレア」は……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

ついに2輪が初開花。

左の株は、初めてみる変わった花だ。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

右は普通。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントーレア(ブルー)」は、蕾と花と種が混在中。

多年草らしいが、いつまで咲いてくれるだろうか。

8月4日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

今年一番の暑さ。

そんななか「セントウレア」の……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

中央の株が開花。

これで赤系の「セントウレア」も、3株すべてが開花した。

この翌日、成長を促すべく、全体に液肥を与えおいた。

8月7日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」では、花火のスターマインのように、枯れては咲き枯れては咲き。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

なので1株の花期が長い。

プランターでは、最初の蕾くらいしか咲かなかったのに。

同日に種蒔きしたのに、この差はなんだ。

地植えで根が張れるのと、日当たりの悪さで成長が遅いのが、花期を伸ばしているのだろうか。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントウレア」は左の株が、2輪目を咲かせた。

8月12日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントーレア(ブルー)」も、そろそろ成長が止まったようだ。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

あわてて1輪、切り取って、1時間ほど水を吸わせ、ミニプラ鉢にて「挿し芽(挿し木・挿し穂)」に挑戦。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

湿度管理が重要なので室内に置く。

ただ、もっと大輪の花でやりたかった。

「彼岸ごろが挿し芽の適期」との情報に囚われ、時機を逸してしまったようだ。

8月14日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントウレア」は……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

左……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

中央……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

右の3株とも、慎ましげに花を咲かせている。

8月23日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「60cmプランター」と「ミニプランター」は、完全に枯れた。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

種の収穫すら遅すぎるほどだ。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」でも、種の割合が増えてきた。

それでも、まだまだ花期は続きそう。

8月26日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」では紫花の1株が、続々と咲かせている。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

普通の青花とは、これだけ色が違う。

この紫を固定して、来年以降も咲かせられないだろうか。

2015年9月『深まる秋に咲き残る』 ※元記事はこちら

9月2日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「60cmプランター」も……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」も、ご覧の有様。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」の「収穫した種(青い花のみ)」は、数は減ったが、いまだ花期。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

そして多くが、種の収穫待ち。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

片隅の「セントウレア」も……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

細々花期を続けている。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

プラ鉢植えの「セントーレア(ブルー)」も……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

かろうじて花を咲かせている。

引き続き種の収穫待ち。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

このミニプラ鉢では、「セントーレア(ブルー)」の「挿し芽(挿し木・挿し穂)」に挑戦中。

すっかり枯れたが、活着しただろうか。

9月5日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

終わりを見越して各所から、少しずつ種を収穫中。

大量にあるので、小まめに収穫しておかないと、後で苦労するのが目に見えている。

9月12日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「60cmプランター」と……

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「ミニプランター」は、種を収穫し栽培終了。

正直今年は、収穫するのが遅すぎた。

あと「トーホクの種」由来の白い花は、今年は咲かなかった。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」の「収穫した種(青い花のみ)」は、まだ数輪が咲いており、蕾も残る。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントウレア」は左の株が、また花を咲かせた。

色褪せた秋の庭に、彩りを与えている。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

少ないが、種も育っているようだ。

あといまさらだが、ここも円形支柱でサポート開始。

9月20日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントーレア(ブルー)」は、ほとんどの種を収穫済み。

どうやら このまま枯れゆくようだ。

セントーレアと呼ばれるヤグルマギクは、多年草だと理解していたが、1年草として終わりそう。

9月22日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

ミニプラ鉢の「挿し芽」が、完全に枯れた。

用土を掘って確認したら、まったく発根していない。

活着できず。挿し芽は失敗に終わった。

2015年10月〜翌4月『種大量収穫、ほぼ栽培終了』 ※元記事はこちら

10月1日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「石の輪のゾーン」では、昨年「収穫した種(青い花のみ)」を蒔き、地植え栽培中。

秋が深まり、枯れてきている。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

それでも、いくつか花が残り、蕾も ちらほら。

終わりを迎えるべく、暇をみては抜いたり、種を収穫中。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

同じ「石の輪のゾーン」の片隅に、(株)アタリヤ農園「セントウレア」を種蒔きし、3株が育った。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

そのうち左の株が、いまだに花を咲かせている。

3株とも、まだ小さな蕾を残すが、この寒さで咲くだろうか。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

すっかり枯れた、プラ鉢植えの「セントーレア(ブルー)」。

だが「こぼれ種」から、新たな芽がでていた。

そろそろシーズンオフだが、なんとか育てられないか。

10月4日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

1日夜からの嵐で、「石の輪のゾーン」の種が落ちてしまった。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

目立つぶんだけ、テキトーに収穫。

水を吸って黒ずんだ種は、ちゃんと芽吹くのだろうか。

10月10日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

また嵐がきて、種(花殻)や蕾が落ちた。

いくつかの種は、花殻のなかで発芽している。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

もう寒いが、いまだに青花が ちらほら。

さっさと終わらせるべきだが、まだ花があるので迷う。

10月21日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントーレア(ブルー)」は、こぼれ種の芽が伸びた。

2苗 芽吹いたが、このまま越冬できるだろうか。

あと寒くなってからは、このプラ鉢は1日中、玄関フード内に置いている。

10月23日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

そろそろ初雪が降りそうだ。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

なので「収穫した種(青い花のみ)」は、すべて抜く。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

みると嵐で落ちた こぼれ種が、いくつも発芽していた。

ヤグルマギクは耐寒性が高いが、さすがに積雪のある北海道では、屋外での越冬は難しい。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

「セントウレア」は、いまだ蕾が残る。

だが咲きそうにないので、こちらも栽培終了としたい。

ただ多年草の扱いもできるため、一応抜かずに放置する(翌年消失)。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

花殻を砕いてみたが、種は実っていなかった。

残念ながら「セントウレア」は収穫ゼロ。

10月30日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

これが「石の輪のゾーン」の「収穫した種(青い花のみ)」から収穫した種。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

すべてが青い花を咲かせるはず。

群生させたため、とても収量が多い。恐らく過去最多だ。

嵐で落ちなければ、もっと たくさん採れただろう。

だが、そんなには要らない。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

こちらは「収穫した種(青い花のみ)」の混じりで1株発現した、紫色の花の種。

1株から、これだけ採れた。

突然変異かもしれないが、来シーズンも紫が咲くのを期待。

紫で固定できれば、私が作出した新品種になる(すでに存在するだろうが)。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

こちらは「セントーレア(ブルー)」の種。

1株から、これだけ収穫。

他にも、プランターなどから花色ミックスで、いくらか収穫している。

11月1日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

ここからは、こぼれ種 由来の「セントーレア(ブルー)」を観察してゆこう。

寒いなか、2株とも順調に伸びる。

11月22日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

引き続き巨大化中。

12月2日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

ついに師走。

現在は、玄関の靴箱上に置いている。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

やはり普通のヤグルマギクよりも、かなり葉が大ぶりだ。

2016年1月3日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

年を越しても、元気に成長中。

2月2日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

置き場所である、玄関の靴箱上は、最低で6℃ほど。

さすがに寒さが厳しいか、気づけば萎れていた。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

真冬なので2ヶ月近く、水を与えていなかった。

もしかしたら、そのせいで萎れたのかもしれない。

なので久々に水やり。

だが冬は、水やりが原因で枯れたりするので、少々心配。

そして翌日「砂糖水を飲んだ範馬刃牙」のような復活を遂げた(漫画ネタ)。

3月1日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

春が近づくなか、よく茂っている。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

すぐ萎れるが、水やりすると蘇る。

すでに育ち盛りのようだ。

4月2日

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

長い冬が過ぎ去った。

結局、玄関の靴箱上に置いたまま、無事越冬に成功した。

すでに どんどん伸びている。

「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」テキトー栽培記

だが、小さいほうの1株が、いつの間にやら枯れていた。

真冬を迎える前に、ある程度は育て上げないと、冬越しに耐えられないらしい。

ひとまずこれで、2015年シーズンのヤグルマギク栽培は終了。

5月からは、新たに種を蒔き「2016年シーズン」を開始する。

この続きとなる5年目の栽培記は、また後日に公開します。

4年目の「ヤグルマギク(矢車菊・矢車草・セントーレア)」栽培まとめ

この2015年シーズンは、つつがなく終了した。

「石の輪のゾーン」では、青花のみを群生させることができた。

これが今年のテーマだった。

なので ほぼ満足だ。

日当たりの悪さか「セントウレア」は貧弱だったが。

以下、この4年間で得た知識。

寒地では春に、暖地では秋に種を蒔くのが、基本的な栽培スケジュール。

ここ北海道では、春蒔きのスケジュールとなる。

秋蒔きなら、翌年の冬から春にかけてが花期。

ポリポットなどで育苗してもよいが、直播きでも問題ない。

種蒔き前に水に浸しても、発芽は促進されないようだ。

覆土は10mm程度と薄めに。

種蒔きから しばらくは、特に寒さに注意する。

用土は、市販の元肥入り培養土。

使い古しでも、元肥と苦土石灰を施せば問題ない。

徒長するので多肥には注意。

追肥も さほど必要としない。

水やりは、用土表面が乾けば たっぷり。

成長期には、小まめな水やりが必要になる。

伸びると茎が折れるので、支柱でサポートしておく。

折れても しぶとく生き続けるが。

よくアブラムシが集るので、気になるなら市販の薬品を撒く。

毎年、種蒔きから5,60日ほどで開花している。

時間差栽培すれば、長く花期を楽しめる。

プランターと地植えでは、栽培期間が異なるようだ。

地植えのほうが長く生き、花期も長い。

わざわざ時間差栽培する必要がない。

根が深く張れるからか。

我が家の環境では、地植えだと日当たりが悪く、成長は遅れがちだ。

そのぶん寿命が伸びたのかもしれない。

ヤグルマギクの醍醐味は群生だと思う。

60cmプランターでは過密にしても、株数が もの足りない。

省スペース性や移動できるメリットは捨てがたいが。

日当たりは それなりに必要。

耐寒性に優れるが、真夏の暑さは やや苦手。

できるなら、真夏は日陰に移動したい。

種は小まめに収穫したい。

種採り作業が面倒なので。

花殻の下部に、親指の爪を軽く押し当て、上部へと絞り出すようにすると採りやすい。

イカや宇宙人を思わせる、種の姿がユニークだ。

青い花の種からは、また青い花が咲く。

なので特定の花色を集めることが可能。

私がしたように、同色で群生させるのも楽しいと思う。

長々記したが、ヤグルマギク栽培のコツは「蒔き時を見極める」「暑さを避ける」「肥料少なめ」「支柱などでサポートする」、といったところ。

さほど栽培は難しくない。

結局のところ、日当たりも水やりも肥料も、テキトーでいけるようだ。

まぁ昨年の総集編と、ほぼ同じ内容だ。

4年も続けると進歩がなくなる。

私のポテンシャルの問題だが。

きっと才ある園芸家は、成長率と到達点が高いのだろう。

まぁ私は凡人なので。

凡人?

ハーフニートは凡人なのかと。

どちらにしろ私のような人間は、愚直に続けることが大切なのだ。

時間をかけて、じっくりと実らせるのだ。

という訳で、5年目の栽培へ続きます!

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