種蒔きから種の収穫まで!「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記(その7|総集編)

北海道某所(札幌圏)からお届けする「ゴーヤ(苦瓜)」のテキトー栽培記。

我が初栽培の模様を、その1(2014年5月)その2(6月)その3(7月)その4(8月)その5(9月)その6(10月11月)と、約半年にわたりお届けしてまいりました。

最後となる「その7」は、これらの総集編となります。

2014年5月『育てダイソーの種』 ※元記事はこちら

5月1日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

ダイソーで購入した「ゴーヤ」の種。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

沖縄の象徴的作物が、寒い北海道の地で育つだろうか。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

この1袋に種5つ。

平たくて硬い殻に覆われている。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

発芽促進のため、蒔くときは殻を割るといいらしい。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

さらに ひと晩、水に浸して発芽促進。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

水に浸した5つの種を、5つのポリポットに蒔いた。

まだ肌寒いので、しばらくは室内栽培する予定。

5月10日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

9日後、1つのポリポットで無事発芽。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

発芽までは保温のため、ポリポットを空きプランターに詰めて蓋をしている。

5月13日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

3つのポリポットで発芽。

発芽には、9~12日もかかっている。種蒔きが早すぎたのだろうか。

種のパッケージには“桜の花が咲く頃を目安にタネまきします”とあったので、時期的には問題ないはずだが。

5月16日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

順調に成長中。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

残る2つのポリポットは、もう芽吹かないようだ。

5月21日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

肌寒い日が続くが、室内で着実に成長中。

5月26日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

本葉が増える。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

蔓も生えてきた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

この苗だけ成長が遅め。

5月30日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

急に夏の暑さに。

ちなみに昨日の札幌は、5月としては47年ぶりとなる真夏日だった。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

そのため いっきに伸びた。さすが沖縄のシンボル。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

蔓も複数伸びている。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

よくみると最初の本葉(1,2枚目)のみ、エッジがギザギザしていない。

2014年6月『摘心・定植・開花』 ※元記事はこちら

6月1日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

種蒔きから31日目。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

真夏のような暑さのなか、成長著しい。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

針金でサポートしても、伸びすぎで倒れてしまう。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

蔓も どんどん伸びる。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

そろそろ定植してもよさそうだ。

6月5日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

3つすべてのポリポットで、本葉が8枚になった。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

なので親蔓の先端から、10cm前後をカット(摘心)。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

こうすることで子蔓が伸び……

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

収量を増やせるのだという。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

こちらも同様に摘心。

でも正直、元気な株に鋏を入れることに、少なからず抵抗があった。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

残る1つのポリポットは、他の2つより背が低いため、摘心せず。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

巻き付き先のない蔓が、虚しく こんがらがっていた。

6月11日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

かなり茂った。

長雨のせいで、定植のタイミングがないのだ。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

乾燥させると、葉がすぐに萎れる。

6月21日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

いいかげん伸びすぎなので……

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

試験的に1株だけ定植。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

1番大きな株を、60cmプランターの左に植え付けた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

屋外栽培になるため、寒さや長雨の影響を考慮し、ダイソーの「多用途不織布シート」で覆っておいた。

後の外壁には、同じくダイソーの「麻で出来た 多目的ネット(約80×180cm)」を設えた。

6月23日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

2日後、問題なさそうなので、残りの2株も定植。

根鉢は、下側を中心に軽く崩した。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

摘心しなかった小さな株は、プランター右に植え付けた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

これで3株すべての定植完了。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

気づけば1輪、すでに花が咲いていた。

蔓を伸ばすためには、このような初期の花は、摘んだほうがいいらしい。

6月24日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

翌日。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

新たに1輪、咲いていた。

6月29日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

3株とも、無事 定着したようだ。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

蔓が続々、ネットに巻き付く。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

花は咲いても、すぐ枯れる。

あと前から気になっていたが、ゴーヤからこってり濃厚な、アーモンドに似た臭いがする。

2014年7月『雄花と雌花・収穫間近』 ※元記事はこちら

7月1日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

種蒔きから61日目。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

すでに花期。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

いよいよ夏本番。急成長が期待される。

7月2日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

複数の花が咲いている。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

この中心(蘂)が黄色いのが……

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

雄花。

雄花は、朝のうちに花を開いて、すぐに萎れて落ちてしまう。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

黄緑なのが……

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

雌花。

花の下部が膨らんでいる。

多くは雄花なので、雌花が咲いたら大切に育てたい。

7月6日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

すべての花が落ちた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

実は徐々に育ってきている。

7月11日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

暑くなり、よく伸びている。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

実も巨大化。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

ただ下側(根元のほう)の葉が、枯れてゴールドに変色しているのが気になる。

このような場合は、マグネシウム不足が疑われるらしい。

7月16日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

成長を促すべく、有機肥料と苦土石灰を撒いた。

有機石灰ではなく苦土石灰を撒いたのは、マグネシウム不足を補うため。

7月28日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

しばらく雨が続いた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

そんななか……

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

実も葉も……

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

よく育った。

だが「緑のカーテン」には ほど遠い。完成するころには、もう肌寒くなっていそうだ。

どちらにしろ背後は、窓のない ただの壁だが。

2014年8月『初収穫でゴーヤチャンプルー』 ※元記事はこちら

8月1日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

種蒔きから92日目。

真夏の暑さが続く。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

いよいよ実が育ってきた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

気づくと1つの実が、熟しすぎて破裂していた。

8月3日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

ついに収穫開始。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

同時栽培中の「ルッコラ」も混ぜて、沖縄料理の「ゴーヤチャンプルー」を作ってみたい。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

包丁で縦半分に割り……

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

なかのワタをスプーンなどで掻き出す。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

このとき種も収穫できる。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

綺麗に掻き出したら……

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

5~10mm前後の厚さに刻み……

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

塩水に浸して軽く揉む。

苦みを減らすため、そのまま15分ほど放置しておく。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

今回は木綿豆腐・ニンジン・タマネギ・卵(そしてルッコラ)とともにチャンプルー(混ぜ合わせる)。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

まずはフライパンに油を引き、よく水切りした木綿豆腐を炒める。

火が通ったら、一旦皿に退避。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

次にゴーヤ・ニンジン・タマネギを軽く炒め……

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

先ほどの木綿豆腐と溶き卵を加える。このときルッコラと白ゴマも混ぜてみた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

よく炒めてできあがり。

味付けは味付きの塩コショウ。めんつゆも、ごく少量垂らしておいた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

鰹節も、たっぷりと振りかけた。

お味は、ほぼ豆腐入りの野菜炒め。なので当然美味い。

ほんのりと、ゴーヤ特有の苦みを感じる。

8月8日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

ネットが撓むほど伸びた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

また実が完熟し、破裂しそうになっていた。

8月9日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

翌日。大きな実が破裂したので収穫。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

種はゼリー状の ぬめぬめと赤い膜に覆われている。

そのまま しゃぶると、薄甘い味がした。

子供のころ、野山の木の実などで味わったような、懐かしい味だ。

8月11日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

台風11号(温帯低気圧?)が無事通過。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

まだまだ花期。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

この実は大きくならないうちに、熟して破裂しかけていた。

8月13日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

まだ伸びる。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

熟していた実が、乾いてきていた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

開いて種を3つ収穫。ただそのうち2つが、まだ未熟らしく色が白い。

これは蒔いても芽吹かなそうだ。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

こちらはまだ小さいのに、完全に変色してしまった。

受粉していなかったのかもしれない。

8月24日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

お盆もすぎ、過ごしやすい気温が続く。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

蔓が伸び、ネットの上まで辿り着いた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

新たに2つ、大きく実った。

8月25日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

雌花をみつけては、人工授粉している。

2014年9月『2度目の卵入りゴーヤチャンプルー』 ※元記事はこちら

9月1日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

種蒔きから123日目。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

高さ180cmのネットを超えるほどに伸びた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

黄色い花が複数咲いている。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

蘂も黄色いので雄花。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

2つの実が、並んで育った。

9月6日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

夏も終わり、ほとんどの葉が黄緑色に。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

並んだ実の片方で、変色が始まっている。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

相変わらず「巻き付き欲」が凄い。

9月10日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

色褪せたが、まだ多少伸びている。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

並んだほうの片方が完熟し、破裂していた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

とり急ぎ種を収穫。

9月17日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

もう片方も変色してきたので収穫。

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2回目の「ゴーヤチャンプルー」なので、当然のように美味。

変わった味だと思っていたが、やや食べ慣れた。

9月24日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

前回収穫した翌日に、液肥を与えておいた(今月2度目)。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

根元のほうに、ひとつ大きめの実が育っているのを発見。

繁った葉に隠れつつ、ここまで大きく育ったのだ。

2014年10月11月『種収穫、栽培終了』 ※元記事はこちら

10月2日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

種蒔きから154日目。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

蔓が伸び、高さ180cmのネットでは足りず、横に誘引している。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

2つの実が収穫できそう。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

雌花は見つけ次第、人工授粉している。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

雄花の蕾は、ある程度残して摘蕾中(写真 上中央は雌花。他は雄花の蕾)。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

やや先が尖っていて、蕾の下部が膨らんでいないのが、雄花の蕾。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

隠れて育った実が、破裂していた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

種を包む赤い膜は、ゼリー状の ぬめぬめに覆われていて、舐めると甘い。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

これが本日収穫できた種。

10月3日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

育っていた2つを収穫。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

まずは縦半分にカットし、なかのワタをスプーンで掻き出す。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

そのとき種を収穫。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

こちらは収穫が早かったようだ。種が熟せず真っ白だ。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

本日は、この2つの実を使って「ゴーヤチャンプルー」を作りたい。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

「ゴーヤ感」を強めるため、1cm強の厚さに刻む。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

それを塩水で軽く揉み、15分ほど浸しておく。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

まず水を切った木綿豆腐を軽く炒め、さらにゴーヤとミックスベジタブルを加え炒める。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

仕上げに溶き卵をチャンプルー(混ぜ合わせる)。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

味付き塩コショウと めんつゆ少々を、火を止める直前に絡めておいた。仕上げに鰹節も振りかけてある。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

3度目のゴーヤチャンプルーなので、手慣れたものだ。

野菜に冷凍ミックスベジタブルを利用するなど、今回は若干、手を抜いている。

ゴーヤの下処理などに、多少手間がかかるので。

ちなみに収穫が早く、種が白かった実は、かなり苦味が強かった。

10月15日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

かなり寒くなってきた。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

残りの実を育たせようと、蔓を適当に剪定。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

小さな実も、これ以上は育ちそうにないので、思い切って間引く。

10月27日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

風に煽られ、ネットが切れてしまった。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

葉も枯れたので、しばらくこのまま放置。

11月1日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

ひたすら枯れゆくゴーヤたち。

11月14日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

昨日ついに、初雪が降った。

これで完全に栽培終了。

11月30日

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

こちらが今年収穫できた、すべての種。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

ダイソーの種よりも、かなり色が薄いようだ。

熟し足りなかったのだろうか。

「ゴーヤ(苦瓜)」テキトー栽培記

殻を剥くとこんな感じ。

だが、こんなに多くの種があっても、植える場所がない。

さて来シーズンは、どうしようか。

「ゴーヤ(苦瓜)」初栽培 まとめ

私のゴーヤ初栽培は、つつがなく終了した。

さほど害虫にも集られず、水やりと追肥さえ続けていれば、特に問題はなかった。

沖縄の象徴的作物なので、北海道での栽培には不安があったが、杞憂だった。

運がよかったのかもしれないが。

以下、今回の経験や知識の書き抜き。

発芽促進のため、種の殻を爪切りでカットし、ひと晩水に浸しておいた。

まずは育苗用のポリポットに種蒔き。

2,3cmほどの深さで「横向き(水平)」にして埋めた。

発芽適温は25~30℃ほどなので、保温の必要があった。

定植までの育苗期は、室内栽培とした。

発芽に9~12日もかかった。

ダイソーの種は5つ入りで、そのうち3つしか芽吹かなかった。

本葉が5~8枚を数えたら「摘心(てきしん)」する。

親蔓の先端から10cm前後を、思い切ってカットした。

元気な株に鋏を入れることに、少なからず抵抗があった。

だが摘心することで、子蔓がよく伸び、収量も増えるのだという。

長雨のせいで、なかなか定植できなかった。

そのため室内で、収拾が付かなくなるほど伸びた。

定植先は、60cmプランター。

定植時、ポリポットの根鉢は、下側を中心に軽く崩した。

外壁に「麻で出来た 多目的ネット(約80×180cm)」を設え、手で蔓を横に這わした。

寒さ対策として「多用途不織布シート」で覆った。

特に先端の成長点あたりから、アーモンドのような臭いがする。

定植や摘心の作業時、手に臭いが移って困る。

3株のうち、1番小さかった1株は、摘心しなかった。

だが最終的には、3株とも変わらず伸びた。

摘心しなかった株は、実が育ちにくかった気がする。

用土は、市販の元肥入り用土。

それに苦土石灰を少量混ぜた。

水やりは、土の表面が乾けば たっぷり。

葉水も適宜。

成長期には、多くの水が必要になる。

乾燥すると すぐ萎れる。

とはいえ多湿にも注意が必要。

日当たりが重要。

だが、日当たり悪い我が家でも、無事育った。

育ち具合により月に数回、化成肥料や液肥を追肥。

酸性土対策で、有機石灰などを撒いてもよい。

下側の葉が枯れるなら、マグネシウム不足が疑われるので、苦土石灰を撒いてみる。

やはり暑くなるとよく伸びる。

真夏に「緑のカーテン」を設えるには、早めに育て上げる必要がある。

蔓を伸ばすため、初期の花は摘んでおく。

ゴーヤの花には、雄花と雌花がある。

雄花は、真ん中(蘂)が黄色く、すぐに萎れて落ちる。

雌花は、真ん中が黄緑色で、花の下が膨らんでいる。

多くは雄花なので、雌花が咲いたら大切に育てたい。

蕾の段階で見分けられたら、雄花はある程度 摘蕾する。

雄花の蕾は、やや先が尖りぎみで、下側が膨らんでいない。

雌花の蕾は、やや先が丸く、下側が膨らみ始めている。

虫が少ない環境ならば、人工授粉したほうがよい。

実は、一部が薄黄色になるぐらいが収穫期。

それを過ぎ、全体が真っ黄色に完熟したら、種を採る。

種を包む、ゼリー状の ぬめぬめに覆われた赤い膜は、しゃぶると薄甘い。

完熟したら、食べるには遅すぎる。

だが収穫が早すぎると、苦味が強くなる。

食べるならやはり「ゴーヤチャンプルー」。

ネットで調べた調理法を、我流で少々アレンジした。

「我流は地雷」がモットーなのだが。

食材は、ゴーヤ1,2本・木綿豆腐1/2〜1/3丁・ニンジン適量・タマネギ適量・卵1個。

まずゴーヤを包丁で縦半分に割り、なかのワタと種をスプーンなどで掻き出し、5~10mm前後の厚さに刻む。

それを塩水に浸して軽く揉み、15分ほど放置しておく(苦みを減らすため)。

油を引いたフライパンで、まずは木綿豆腐を炒め、火が通ったら一旦皿などに退避。

次にゴーヤ(水切りしておく)・ニンジン・タマネギを軽く炒め、引き続き先ほどの木綿豆腐・卵(溶いておいてもよい)を加えてチャンプルー(混ぜ合わせる)。

よく炒めたら、味付き塩コショウと めんつゆを少量垂らし、皿に装って鰹節をかけ「Web雑記流ゴーヤチャンプルー」の できあがり。

木綿豆腐は よく水切りしたのち、手で千切ってから炒めた。

ニンジン・タマネギは適量をテキトーに刻んだ。

テキトーに白ゴマも混ぜてみた。

あれば豚肉も入れたかった。

ゴーヤは もぎたてだと苦みが少ないらしい。

卵もゴーヤの苦みを抑えていたはず。

めんつゆで味付けすると「おかず感」が増すと思う。

私は どんな失敗料理でも、めんつゆさえ垂らしておけば大丈夫だと思っている。

省力化するなら、ゴーヤ以外の野菜はミックスベジタブルでいいと思う。

ゴーヤはワタを掻き出したり、塩水に浸したりと、下処理が面倒なので。

木綿豆腐もフライパンに乗せっぱなしでいいかも。

少しでも手を抜きたいので。

こんなところか。

情報多すぎ。

いろいろ記したが、さほど栽培難度は高くないと思う。

皆様もぜひお試しください。

ただゴーヤは、道産子の私には、何回も食べたくなる味ではなかった。

特有の苦味は好ましいが、食べ慣れていないせいか、もう十分だと感じている。

なのでゴーヤの栽培は、2014年で一旦終了としたい。

特に課題も目標もないので。

他にも いろいろ栽培するので。

種が どっさり余っているが。

なので庭の片隅に、テキトーに蒔くかもしれない。

もし続いたら、またお願いいたします。

ルッコラと同じパターンだ……。

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